訪問看護の利用を考えている方へ

ケアマネジャー・地域包括支援センター職員・サービス事業所従事者などの皆様

在院日数の短縮化に伴い、医療依存度の高い在宅療養者や、在宅での終末期を迎える事を望む方が増えています。
このコンテンツを利用し、在宅療養者を支える専門職の皆様と訪問看護とのよりよい連携、切れ間のない看護の提供に寄与できればと思います。訪問看護と在宅サービス従事者が協働し、広いネットワークのもと、在宅療養者の健康をサポートしていきましょう。

訪問看護サービス利用のメリット

さらに詳しく

  • (1)医学的視点に基づいた判断と予後予測が可能です!
    1. 医療的視点での判断
    2. 予防・悪化防止
    3. 安全なケアや支援
    4. 自立支援
  • (2)在宅生活における介護指導や環境整備を支援できます!
  • (3)在宅での看取りを支援します!
  • (4)在宅で医療行為が実施できます!

訪問看護を利用するにあたっての連携上のポイント

ケアマネジャーが訪問看護ステーションと連携していく上で、迷うことや質問されることをQ&Aとしてまとめました。

訪問看護の導入時期は?
医療機関から在宅へ移行する利用者に訪問看護を導入するための連絡方法は?
訪問看護の利用申し込み時に必要な情報は?
訪問看護導入時の訪問看護指示書は、誰が依頼する?
特別訪問看護指示書は、どんな場合に交付される?
訪問看護を開始する際に、医療保険対象か介護保険対象かの判断は?
医療保険と介護保険の訪問看護の取り扱いの違いは?
サービス担当者会議に訪問看護師を呼ぶ場合の留意点は?
医療保険で訪問看護が入っている場合も、サービス担当者会議に呼んだ方がよい?
訪問看護指示書や訪問看護報告書のコピーが欲しいのですが…
医療ニーズの高い利用者について、訪問看護との上手な連携方法は?
緊急時訪問看護加算は支給限度基準額を超える場合にも請求できる?
利用者が緊急時対応だけの訪問看護を希望した場合は?
定期の訪問の前に緊急訪問した場合、訪問看護費の請求は?
褥瘡処置をヘルパーやケアマネジャーが行なってもよい?
利用者が主治医の変更を希望していますが…
重症者管理加算または特別管理加算を算定できるのは?

訪問看護の費用について

  • 各種保険(医療保険、介護保険、公費負担医療など)が使えます。
  • 利用する保険によって、利用料金や自己負担金は異なります。
  • 緊急の場合の連絡対応など、特別な対応を契約される場合には料金体系が変わります。
  • 身体障害者の医療受給者や特定疾患の医療受給者など、公費対象の方の場合は利用金額が免除もしくは減額されます(お住まいの市町村によって違いがあります)。

訪問看護指示書について

◆訪問看護の利用対象者は、その主治医が指定訪問看護の必要性を認めたものに限られます。そのため、訪問看護ステーションは、訪問看護の提供の開始に際しては、利用者の主治医が発行する「訪問看護指示書」の交付を受ける必要があります。

◆訪問看護の実施に当たっては、慎重な状況判断が要求されることを踏まえ、主治医との密接な連携を図ることが重要です。適切な訪問看護を提供するために、定期的に「訪問看護計画書」および「訪問看護報告書」を主治医に提出します。


訪問看護指示書の種類

さらに詳しく

  • (1)訪問看護指示書

    通常使用される訪問看護指示書で、月1回主治医が『300点』を算定できます。
  • (2)特別訪問看護指示書

    患者の急性増悪などにより、頻回の訪問看護が必要になった場合に交付し、月1回主治医が『100点』を算定できます。ただし、「気管カニューレを使用している状態にある者」「真皮を越える褥瘡の状態にある者」については、月2回まで交付できます。
  • (3)在宅患者訪問点滴注射指示書

    週3日以上の点滴注射を行う必要を認め、訪問看護ステーションに対して指示を行う場合に交付し、主治医が『60点』を算定でき、患者1人につき週1回(指示期間7日以内)に限り、月に何回でも交付できます。
  • (4)精神訪問看護指示書

    精神障害者社会復帰施設等において、同時に複数(8人まで)の患者に訪問看護を行う場合(訪問看護ステーションが訪問看護基本療養費(Ⅱ)を算定)に交付し、月1回主治医が『300点』を算定できます。

こんなときは訪問看護をご利用ください!

チェックリストをダウンロード (112Kb)

以下のような項目に一つでも該当する場合は、訪問看護の利用について、ご検討ください。

現在の療養状況は?
食生活 食事の摂取量が少ない、食事内容に極端な偏りがある、水分摂取量が少ない、誤嚥しやすい、脱水をおこしやすい
排泄 便秘がある、頻尿がある、尿が出にくい
清潔 入浴時に脈や血圧が変動しやすい、ひとりで浴槽に入れない、口腔内の清潔が保てない
移動 転倒の既往がある
その他 精神的に不安定、不眠
医療処置がある?
インスリン療法等の自己注射、経管栄養(胃ろうなど)、点滴、中心静脈栄養、創や褥瘡の処置、人工肛門、腹膜透析、
尿路系管理(留置カテーテル、自己導尿、人工膀胱)、疼痛管理、在宅酸素療法、人工呼吸器(マスク式・気管切開下)
服薬の管理は大丈夫?
  • 決められたように薬が飲めない(飲み残しがあったり、予定より早く薬がなくなったりすることがある)
  • 薬に対する理解が不十分であり、服薬が中断する心配がある
リハビリテーションは必要?
  • 寝たきりや廃用症候群になりやすい
  • 継続してリハビリが必要
介護を取り巻く、ご本人やご家族の状況はいかがでしょうか?
  • 一人暮らし
  • 日中は家族の方が不在等介護をする人がいない
  • 介護者の健康に不安がある
  • 在宅療養に対する本人・家族の不安が大きい
  • 病状が不安定で、入退院を繰り返している
  • 終末期を自宅で過ごしたいという希望がある

出典:「訪問看護コールセンターおかやま」チェックリスト